2023年のSTOPエレクトロニック・ハラスメントの主な活動について報告します。
・メールを中心にした被害者からの問い合わせ対応
・TI cafe (1月・1回開催)
・YouTube「エレクトロニック・ハラスメントの全て」シリーズ(第一回~第三回)の配信
今年はSTOPエレクトロニック・ハラスメントとしては極めて限られた活動しか実施できませんでした。オーガナイザーが十分な活動時間を捻出できず、活動をコーディネートできなかったのが理由です。勉強会の開催やその他の様々な活動に期待をされていた方に十分に応えられず残念に思います。
しかしながら、活動に使用できるリソースに限りがあるのは、エレクトロニック・ハラスメント被害者たちが追い込まれている一般的な状態ですので、来年も工夫をしながら、エネルギー兵器の被害市解決のための有効な活動を継続していきます。是非みなさんの力をお貸しください。
・この犯罪に関する可能な限り確かな情報を誠実な態度で社会に広めていくこと。
・証拠の収集と、技術的な研究
やるべきことはシンプルで、変わりません。大切なことはあきらめず、やり続け、少しであっても着実に前に進むことです。様々な想像もできない困難を抱えながら問題を解決のために取り組む人たちが世界中にいます。それらの人々から勇気をもらいながら、また自分が勇気を与えられるように、自分のできることを続けましょう。一人ではないのですから、協力し合いましょう。
明るい面としては、被害者の方々から様々な問い合わせをいただきますが、初めて連絡を頂く方の多くが、既にこの犯罪に関する相当な量のしっかりとした情報をもっており、長年活動を行っていて以前との変化を感じています。その原因は限られた情報でありながらも、必要な人が探せば、最低限の情報にアクセスできるようになったからであると思います。被害の強さゆえではなく、情報がないことからのパニック状態はほぼ聞くことがなくなりました。そのような状態を作れたことも、今までの多くの方たちの努力の結果です。
ですので、この問題に取り組まなければならないと感じている方、放置しておいてはいけないと感じている方、是非ご連絡ください。その気持ちが、気持ちのままでなく行動化され、それが社会を動かす力になるようにオーガナイズしていくことがSTOPエレクトロニック・ハラスメントの役割であると考えています。状況を変える力は一人ひとりが既に持っています。自分を信じて行動を起こし、自分と同じように行動する人たちがいることを信じて、その力が合わされば社会は変わっていくものと私は信じています。
オーガナイザー 葉山